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朱美「…？」

新之助「すいません…」


隙間から覗くと
どうやら何かの勧誘だったようだ
管理人さんではなく安心した朱美だった
が新之助は…


新之助「…はぁっ」

朱美「…」


期待ハズレだったのか
かなり落ち込んだ様子の新之助

待ち人来たらず
のようだ


新之助「…」

朱美「先生、どうかしたんですか」

新之助「…何でもない」

朱美「…」


気になるけど
聞きたいけど聞けない

一緒に暮らしてるとはいえ
お互い踏み込んで欲しくない部分もある
見て見ぬフリをする

時にそれも必要だった
今みたいに…


新之助「…」

クロ様「何でもないって顔じゃないけど
な」

朱美「クロ様…」

新之助「…知り合いが来たかと思って…
でも違った」

朱美「知り合い…」

新之助「さっ、勉強の続きするか」

朱美「…」