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ペットではなく家族です。
第15章 香織の結末
香織「…腰…腰痛ぁ…」
翌朝は案の定
腰の痛さで目を覚ました香織
シャワーも浴びず、そのまま寝てしまい
下半身はベドベト…
早くお風呂に入りたかったが
すぐ隣には…
香織「…!!」
アポロ「すー、すー、すー」
香織「可愛い寝顔」
すぐ隣にはアポロがいる
いてくれている
もう少し昨夜の余韻に浸っていたくて
アポロの首筋に頬を寄せ
寝ていると…
明「お取り込み中に悪いけど、そろそろ
起きてもらえます」
香織「!!」
明「ちょっと話したい事あるから着替え
たら下に来て」
香織「あ、わかりました…」
一瞬ドキッとした
忘れていたが自分は今、居候の身
自分の家じゃないのに昨夜は朝方近くま
でアポロと…
きっと怒られるだろう
もしかしたら出ていけと言われるかも
でもそれも仕方ない
そうなったらそうなった時だと
だけど…
明「そこに座って」
香織「…はいっ」
テーブルを挟んで
向かい合うよう座らされ
明から分厚い茶封筒を差し出された
中身は一体…
香織「…あの…これは…」
明「開けて見て」
香織「…」
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