ペットではなく家族です。
第19章 朱美の結末
女子①「彼女、新之助先生が好きなの、
だから」
女子②「…」
朱美「それ本当に私でした?」
女子②「…それは」
朱美「私、新之助先生と一緒には暮らし
てないから」
女子①「本当ね、信じていいのね」
朱美「はいっ」
女子②「…わかった」
朱美「…」
上手く誤魔化したが
バレるのは時間の問題だった
そしてその噂は生徒の間だけでなく教師
の間でも…
教頭「困りますよ、いくら噂でも」
新之助「すみません、以後気をつけます
ので」
教頭「頼みますよ」
新之助「…」
その夜、これからの事について
話し合ったのだが…
朱美「先生達の間でも噂になってるんで
しょう…」
新之助「えっ?あ、ぅんっ…」
朱美「先生、私…」
新之助「大丈夫、噂なんてすぐ忘れられ
るし気にする事ないから」
朱美「…はいっ」
気にする事ない
そう言われたが気になる
まだ先だと思っていたが決断の時が迫ら
れていた
朱美「…」