ペットではなく家族です。
第19章 朱美の結末
朱美「や、ぃやあッ…だ…」
義父「往生際が悪いぞ、いい加減諦めて
言う通りにしろ」
朱美「だ、っれが…」
義父「…」
朱美「…痛ぁいっ…何…っ…」
義父「二度と逆らえないようにその体に
教え込んでやる」
朱美「ぁ…」
突き飛ばされ
押し倒される形になった朱美
立ち上がり逃げようとしたが腕を掴まれ
制服のシャツを…
朱美「!!」
義父「覚悟してろよ…」
朱美「あ…」
義父「くっ!!」
乱暴に引き裂かれ
ボタンは弾け空中に舞った
シャツは破られブラジャーも剥ぎ取られ
恐怖で体が震えた
怖い、怖い怖い
忘れていたはずの記憶が蘇る
朱美「あ、ああ…」
思い出したくなくて蓋をした記憶の箱が
大きな音を立て崩れていく
精神の崩壊…
全てはあの夜から始まっていた