ペットではなく家族です。
第19章 朱美の結末
朱美「…」
義父「朱美、おやすみ」
朱美「あっ…おやすみなさい…」
義父「…」
母が再婚して数日
義父は優しく特に不満もない
一緒に暮らすようになり多少窮屈さは感
じていたが
家族になったのだから
義父と打ち解けていかないといけない
朱美は朱美なりに頑張った
頑張っていた
だけど…
義父「…」
朱美「んぅ…誰…お義父さん?」
義父「シーッ、静かに」
朱美「…」
眠り始めた頃
義父が部屋を訪ねて来た
部屋は暗く義父の表情は確認出来なかっ
たが
自分の方へ近づいてる事はわかった
少しずつ、確実に…
義父「…」
朱美「どうしたの…」
義父「朱美はお母さんの事、好き?」
朱美「まぁ…母親だし好きだよ」
義父「お母さんの悲しむ顔、見たくない
よね」
朱美「何が言いたいの…」
義父「朱美はいい子だから我慢出来るよ
ね、お母さんの為に」
朱美「…」