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亀吉「…」

愛莉「…ねぇ…亀吉…」


正樹が帰り
亀吉と二人っきり
さっきの発言の真意を聞きたいのだが
怒っているのかなかなか…


愛莉「亀吉？」

亀吉「…」

愛莉「お～い、聞こえてる？」

亀吉「聞こえてるよ」

愛莉「なら返事してよ、聞こえてるのに
無視とか最低」

亀吉「…」

愛莉「ちょっと聞いてる？」

亀吉「あの男、なんか怪しくない」

愛莉「怪しい？」

亀吉「今日の事、内緒にしろとか怪しい
下心があるんじゃない」

愛莉「亀吉…」

亀吉「何」

愛莉「亀吉、もしかして…」


違うかも
勘違いかもしれない
だけどこれはどう考えても…


愛莉「もしかして嫉妬してるの？」

亀吉「嫉妬」

愛莉「私と沢田さんが仲良くしてたから
嫉妬したんでしょう？」

亀吉「…」

愛莉「あれっ」

亀吉「遅くなるしそろそろ帰ろう」

愛莉「あ、ぅんっ…」

亀吉「…」