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ペットではなく家族です。

第20章 愛莉の結末



恵「…」

正樹「恵さん、僕と帰りましょう」

契約相手「しつこいぞ、警察呼ばれたい
のか!?」

正樹「警察でも何でも勝手に呼んでくだ
さい、でも僕は絶対、この手を離しませ
んから」

契約相手「生意気な」

恵「沢田君、もういいから…」

正樹「嫌です」

恵「…」


どんなに邪魔されても拒絶されても
正樹は負けなかった
だって…


正樹「確かに恵さんの人生に僕は必要な
いかもしれません、でも僕の人生に恵さ
んは必要なんです」

恵「な…」

正樹「だからお願いです」

恵「…」

契約相手「警備員さん、こっちです」

正樹「愛莉さんや亡くなった旦那さんの
事を思うなら…あ!!」

警備員「お客様、こちらへ…」

契約相手「早くそいつを外に連れ出して
ください」

正樹「恵さん!!」

恵「…」


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