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ペットではなく家族です。

第20章 愛莉の結末



契約相手「こっちです」

恵「あ、はいっ…」

正樹「…」


体が震えた
自分だけで解決出来るのか
もし恵に余計なお世話と拒絶さられたら
そして何より…


正樹「…っ」


会社はどうなる
この契約が白紙になったら
会社は自分は恵は職を失う事になるかも
しれない

それなら少しくらい
多少の事くらい


恵「…」

契約相手「水島さん?」

恵「…あの…私…やっぱり…」

正樹「…!!」


違う
そんなの違う
そんなの間違ってる


正樹「恵さん!!恵さん待って」

恵「!?」

契約相手「誰だ君は」

恵「沢田君…」

正樹「…」


気づいたら
間に入り止めていた
恵の気持ちとか会社の事とか色々

色々な思いが脳内で交錯していたが結局
そんなのどうだっていい
大事なのは…


正樹「今ならまだ間に合います、だから
一緒に帰りましょう」

恵「…」


大事な自分の気持ちだった


正樹「恵さん!!」

恵「…」

契約相手「水島さん、早く行きましょう
色々話したい事もありますし」

恵「…えぇ」

正樹「恵さん!!」

恵「…」


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