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ペットではなく家族です。

第20章 愛莉の結末



亀吉「夜には戻るから」

愛莉「あ…」

亀吉「さっ行こう」

愛莉「…」


亀吉とデートする事になった愛莉
だけどこれも二人の為

愛莉や亀吉がいたら話せないだろうし
二人でゆっくり話す為に
席を外したのだ


恵「…」

正樹「じゃあ僕、帰りますね」

恵「あ、待って」

正樹「はい」

恵「まだちゃんとお礼言ってなかったし
その、本当にありがとう…」

正樹「いえ」

恵「でも私、やっぱり…」


何かを言いかけ
途中でやめてしまった恵
きっと自分の告白に対する返事をしよう
としていた

だけどきっとこの様子からして
期待は出来ない…


正樹「わかってます」

恵「!!」

正樹「僕の気持ちには答えられないんで
すよね」

恵「…ごめんなさい…」

正樹「いいんです、ただ困った時は僕を
頼ってください、僕を一番に」

恵「でも…」

正樹「少しでも申し訳ないと思うのなら
そうしてください」

恵「…ぅんっ」

正樹「…」


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