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ペットではなく家族です。

第21章 ピー子の場合



龍之介「…」


見た目には興味はない
年齢も性別も人種も体型だって関係ない


だけど誰でもいいわけじゃない
いい声で泣かないと
興味がない

興味がないとセックスが出来ないと
セックスが出来ないと
何も書けない


龍之介「…見つけた」


立花龍之介
彼はセックスをする事で
創作意欲を掻き立てられ作品を作る事が
出来る

一種の性癖かもしれない
だけど彼がこれまで世に生み出してきた
数々の作品は彼のセックスの上に
成り立っている


20歳も歳上の女性とセックスした時は
リズミカルでポップな曲を作り
月9の主題歌に抜擢

男性とセックスし受け身を経験した時は
純愛をテーマにした曲を作り
女性アイドルに提供

日本語の通じない外人とセックスした時
和をテーマにした曲を作り
某大会の行進曲に


そして今夜、龍之介は…


龍之介「ねぇ君、ちょっといい」

女子「…」


ある女の子に声をかけた


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