無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ピー子「サービス、サービス」

龍之介「…」

ピー子「ありがとうございました、あり
がとうございました」

龍之介「…はぁ」


翌日になって冷静になり考えてみたが
昨日の衝動買いはやっぱり
失敗だった…


龍之介「…インコ」

ピー子「インコ、インコ、インコ」

龍之介「…最悪だ…」

ピー子「最悪だ、最悪だ」

龍之介「…」


龍之介が何か言えば
同じ言葉を何度も繰り返すピー子

人間の言葉を覚え話すのはインコの性質
わかってた事だが…


ピー子「最悪だ、最悪だ」

龍之介「…」


しつこ過ぎる
気が散って集中出来ない
仕事が出来ない、何も手につかない


ピー子「最悪だ、最悪だ」

龍之介「うるさい」

ピー子「うるさい、うるさい」

龍之介「！？」

ピー子「うるさい、うる」

龍之介「…」


堪らず籠全体を覆うように毛布をかけた
これでしばらくは静かになる
そのはずだった…