ペットではなく家族です。
第22章 龍之介の結末
龍之介「…」
ピー子「龍之介?」
龍之介「…ピー子…ごめんな…」
ピー子「あ…っ…」
龍之介「…」
反応はしてる
勃起してるし出来るはず
別段、ピー子を嫌ってるわけでもない
だけど龍之介は
ピー子とセックスはしない
しないと言うかセックスだけはしてくれ
なかった
龍之介「…」
行動は制御出来る
だけど体は我慢出来なくて
龍之介は今夜も夜の街へ一人出掛ける
ピー子の代わりになる
相手を求めて…
女子「ぁんっ、あぁあッ!!そんな…ぁ
激しくしないで…ゃああ…」
龍之介「ぁ…っう…」
一人…
女子「ああぁ!!ゃああ…ぁあッ」
龍之介「っ…」
二人…
女子「あ、待って、待っ…」
龍之介「ぁあ…」
三人…
誰を抱いても
何人、何十人抱いても
性欲が収まっても心は複雑なまま
この気持ちはピー子を抱けばなくなるか
もしれない
だけど出来なかった
ピー子「龍之介、お帰りなさい」
龍之介「…」
ピー子「龍之介?」
龍之介「…ただいま…」
こんな気持ちは産まれて初めてだった