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ペットではなく家族です。

第5章 アポロの場合



その日を境に赤沼は…


赤沼「香織に会いたくてまた来たよ」

香織「赤沼さん、昨晩も来て頂いたのに
ありがとうございます」

赤沼「挨拶なんていいから座って」

香織「はいっ、失礼します」

秘書「…」


連日のように店を訪れ
シャンパンやワインを注文してくれた

もちろん指名は香織
オンリーで


赤沼「香織の為にゴルフクラブや服用意
したから来月、一緒にどう?」

香織「是非」

赤沼「じゃあ決まりだな」

秘書「…」


赤沼のおかげで給料は格段に上がり
香織の生活も楽になった

だけど唯一
気になっている事が…


秘書「赤沼さん、そろそろ…」

赤沼「もうそんな時間か、香織、会社に
電話してくるから少し待ってて」

香織「わかりました」

秘書「…」


秘書の存在
その冷たい視線だった…


香織「…」

秘書「…」


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