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第3章 ベランダで

その日の朝 今日は仕事が休みだった為に ゆっくり 梨花を幼稚園に連れて行った。

「 あれぇーー? 舞? 舞じゃない?」

後ろから 声をかけられて 振り向くと 高校時代に同じ新体操部だった 由利がいた。

「えっー? 由利ーー? 由利も ことり幼稚園に 子供ちゃんいたのー? 本当ー?偶然だね! 嬉しいー!」

「本当だー! それも 子供同士も同級生なんて!やった! これから 舞 親子でたくさん遊ぼうよ!」

高校時代の友人 由利と偶然 幼稚園で再会した為に 舞は嬉しくて キャアキャア叫んだ。

「 ねー 由利 今から 時間あるー? よかったらお茶しない?」

「うん!うん!いいよー! 行こう!」

私と由利は 子供達を幼稚園に預けると 2人で笑いながら 近くのカフェに向かいカフェラテを飲みながら おしゃべりをしていた。

「 もー舞は いつまでたっても 綺麗だよね!変わらない!どうせ 旦那さんに大事にしてもらってるんでしょー?
羨ましい!」

「いやー!普通だよー!」

2人は 高校時代の思い出話しや お互いの家族の事 色々話しをした。
由利は 結婚した時から 舞が越して来た住宅地に家を買って 住んでるらしかった。

「ねー 由利ーー?」

「何ーー?」

「梶原さんって知ってる? 」

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