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第22章 舞 VS 真弓

舞は ソファーから 立ち上がると その横の床に座り 真弓に土下座した。

「…梶原さん! ごめんなさい! いくら 謝っても 許されない事をしてしまいました。

でも…でも… 本当に申し訳ありませんでした! 」

舞は 額を擦り付けて 泣きながら謝った。

「 もう…もう… 2度と ご主人とは 会いません。誓います。
私… 私… 梶原さん達から 見えない所に行きますので…
本当に 本当に 申し訳ありません‼︎ 」

真弓は ゆっくり立ち上がると 舞の側に来た。

「 本当に? 本当に 私達の前から いなくなってくれる?
もし そうしてくれるなら 私…沢村さんのご主人と 梨花ちゃんに 何も言わないから…」

そう言うと 不気味にニッコリと笑った。

「 そうします…誓います… すぐには無理だけど ここから 出て行きますから…」

すると 真弓は しゃがんで 土下座してる舞を起こした。

「 ありがとう! そうして下さい!
この事は くれぐれも 雄介に 言わないで!」

そして フッと笑うと

「…もし あの人と一緒になっても 必ず浮気するわ。そう言う人だから…
でも それに耐えれるのは 私だけ…
そう… あの人の妻は 私しか出来ないんだから…」

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