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第6章 愛撫する

えっ… なんなの… 昨日から やたら 梶原さん接近してくる…

舞は 後ろにぴったりと付かれた背中からの 体温を間近に感じていた。

すると またもや ツツツーーっと 指をなぞってきた。

「………‼︎」

昨日よりも 大胆に 今度は 舞の指に 自分の指を絡めて来る。

よく 昔から 男女 手を繋いだりしただけで 自分と皮膚の相性 ややもすると セックスの相性までわかると言う。

舞は 梶原の長い指の感触が すごく気持ちよかった。

だからなのか 振りほどく事は出来ない。

すると 梶原は指から徐々に手を離すと ゆっくり ゆっくり 指 腕から 腰の方に 周り 背中の Tシャツの中に 指を入れ 舞の 白肌を直に サワサワと 撫でるように 触ってきた。

「 ………‼︎………‼︎ あっ…」

梶原の長い指が 背中の裾から ウェスト お腹 と 3本の指をバラバラに動かしながら 触ってくるのだ。

舞は くすぐったさと 快感で 鳥肌が立った。

梶原さん 触り方。 いやらしい… あっ。 でも 感じてしまう。

あー この指が もし私の ナカにはいったなら…

と あらぬ想像をして 背中の愛撫に酔いしれていた。

すると 梶原が 舞の 耳元に唇を寄せ 初めて 言葉を舞に 発した。

「 昨日 旦那と ヤッただろ? 声 漏れて 聞こえてたぜ…」

「 えっ…‼︎」

舞は 思わず 振り向いた。

キスする程の至近距離に 梶原の顔があった。

「 俺の 昨日の愛撫を思い出して ヤッたのか…?」

「…‼︎」

舞は 顔から 火が出るくらい 恥ずかしかった。

「や…やめて…‼︎」

舞は 素早く バスから降りようと 体を翻したときに 梶原から 腕を掴まれた。

「 明日 俺 午前中で 仕事終わるから 幼稚園の裏の コンビニに2時に来て!」

梶原は 舞と初めて言葉を 交わしたのにそんな事を言って来た。

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