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過ちは奇跡ですか?

第3章 高嶺 海音

会社までは家から車で15分。
車を駐車場に停めホールに入り受付の子達と挨拶をしながら少し早足で部屋へ向かった。


「おはよう。」

「おはようございます。社長」



俺が声をかけると先ほどまでパソコンに向かっていた視線がこちらに向く。
挨拶もそこそこに俺は机に積み上げられた書類に目をとおし始めた。



「本日のご予定ですが、今よろしいですか?」


杉野はコーヒーを俺の席に置き手帳へ目を落としながら俺に聞いた。

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