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過ちは奇跡ですか?

第3章 高嶺 海音

仕事中に何度かあの子にメールを送ったが返信がない。
まだ起きてないのかそれとも家から出ていったのか・・・
そんなことを考えると一日がすごく長い気がした。



「後、30分・・・」


そんな呟きを思わず会議中に漏らしてしまうほどに俺はあの子のことを気にしていた。
そんな俺に見かねた杉野は早めに上がったらどうかと言ってきた。

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