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覚醒

第21章 再会

康太の男泣きの涙は、真実の胸を矢のように突き刺す。

彼に負わせた心の傷の深さ…自分の罪深さに言葉もなかった。

「…真実…」

「…ん?…」

「…ごめん…」

「謝らなきゃならないのは、私の方だわ…ごめんなさい…。あなたを傷つけて…」

康太は真実の潤んだ瞳を見つめながら、ゆっくりとロープを解いていく。

「…そうじゃないんだ…。俺は確かにあの時大きなショックを受けたことは間違いない…。

でも俺の中で、ショックとは違う何か訳の分からないものが渦巻いていたんだ。

それは、君やお父さんへの憎悪でも、嫌悪感でもなく、逆に君への愛念だと後で分かった。

あの時の君の姿が、俺の心に焼き付いていた。

実の父親にあんな風に嬲られながらも、父親を信じ、美しく乱れ昇天する君が眩しかった。

俺の中で、あの日の事がシコリのようになり、日々それは大きくなっていったんだ。

自分の彼女をその彼女の父親に寝とられたって言うのに…。フフッ…本当なら忌々しくて、怒り狂って、ぶっ壊れてもいい筈なのに…。

君の気持ちは、もう俺には無いってことは分かってる。でも、それでもいい!俺は君と一緒にいたい。

こんなこと誰が聞いても異常だけど、イカれてるかも知れないけど…。俺の心も躰も、真実なしでは、だめなんだ。

…真実、俺と…結婚してくれないか?…」

「…え?け、結婚?康太くん…でも…私…」

「分かってる。君はお父さんを愛してる。今日俺に抱かれたのも、こんな俺を哀れんだから…そんな目で俺を見ていたことは知ってる。でも俺は諦めない…真実!」

康太は真実に激しく唇を重ねた。乱暴に舌をねじ込み吸い上げた。

髪を掻き回し、乳房をメチャクチャに揉み、躰じゅうに舌を這わせる。涙を浮かべて…。

真実の股間を開き、自分の放った飛沫で汚れたヌルヌルの淫穴に指を挿し込み、掻き回す。

「アァ~ンァ~康太くん!もう…だめ~っアァ~ンァ~ハァハァ!康太くん!」

康太は構わず、硬く欲情した肉魂を肉穴に充てがうと、一気に貫いた。

「キャ~ッ!ンン~アァ~!」

真実の悲鳴が轟く。

「真実!真実!真実!」

ヌチャヌチャと淫音を奏でながら、激しく欲望のままに腰を振り続ける。

肉棒と粘膜の強烈な摩擦と熱い情念が、康太のみならず真実をも狂おしい絶頂感へと導き、性器同士を強く密着させながら達していた。

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