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覚醒

第11章 禁忌への招待客

聡は、妻、夏海の帰宅日をチェックして、その日とかぶらないように、帰宅日を調整した。

とは言っても、夏海が帰宅する日が、午前中だけだとか、週に一度程度なので、ほぼ、かぶることはなかった。

聡自身も、仕事を頻繁に休む訳にもいかないので、帰宅できる日数は限られてしまうが、それでも以前よりは、帰宅する回数が増えた。

聡は、帰宅する度、一晩中真実を可愛がった。

真実も、聡が帰宅することを知ると、その日は朝から躰が疼き、グッショリとショーツを濡らしてしまうほどになっていた。

一方、康太との関係は、相変わらず優しい康太を愛する真実の気持ちに変わりはなく、お付き合いは続いていたが、躰を求められても、どこか御座なりのようなSEX で、真実には物足りない気がしていた。

真実は、ピルを服用していたが、康太には知らせず、ちゃんとコンドームを使っていた。

康太と躰を重ねたことを、聡は敏感に気付く。

しかし、自分以外の男に抱かれてきた真実を責めたり叱ったりはしない。

それどころか「気持ち良かったのか?」だの「どんな風に挿入れられたのか?」だのと、言いにくいことを真実の口から言わせて、楽しむのだ。

真実の本心は、父に叱って欲しいのだが…。

聡は、常に真実の心の中を嬲る。もちろん躰を拘束したり、筆やバイブなどで可愛がってやるのだが、傷つけたり、苦痛を与えることはしなかった。

そして、真実自身も父のいやらしい言葉や、テクニックに躰や脳が悦び悶えるのだった。

しかし、真実が、いくら懇願しても、聡は、自分のぺニスを挿入することはなかった。

聡の股間では、いつでも真実と一つになる準備は整っているのたが、真実の躰と心が完全に自分のものになるまでは…。と股間で待ちわびる息子に言い聞かせるのだった。

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