BED de 嵐
第2章 Bitter Sweet(楠大雅×矢野健太)
ー健太sideー
テレビ夕日の屋上。
収録が終わり、俺は煙草をふかしながらぼんやりと空を眺めていた。
「あー…疲れた…」
『歌のおにいさん』に出演を始めてから何年だろう。
今まで色んな事があったな…。
煙草を消し、ウトウトしてると階段を上ってくる音が聞こえた。
面倒臭いからそのまま目を閉じていた。
大雅「健太くん!やっぱりここだ!」
………またあいつか。
大雅「探したよ健太くん!」
「勝手に入ってくんじゃねぇよ…部外者…」
ボソッと呟きながら俺は寝転がった。
大雅「パスあるんだからいいでしょ?ねぇ収録終わったんでしょ?デートしよう」
「やだよ。疲れてんだよ。眠い」
大雅「もー。いいじゃん。奢るからさ」
「無理すんなよ貧乏なくせに。そんな暇あったらもっと仕事しろ」
大雅「してるってば…この間もオーディション受けたし」
「じゃあそれ合格したらデートしてやるよ」
俺は起き上がり、伸びをした。
大雅「………ほんとに?」
「あぁ」
大雅「約束?」
「しつけーな。分かったって」
大雅「よし!頑張る!!」
並んで歩きながら大声でガッツポーズをした。
「全く…デートの為に頑張るのか自分の為に頑張るんだどっちだよ」
大雅「どっちもだよ」
「そうかい」
大雅の手が伸び、俺の手を握る。
「おい」
大雅「階段降りるまで。駄目?」
「はぁ…」
振りほどくのも面倒臭い。
手を繋いだまま俺達は屋上を後にした。
俺に一目惚れした(本人談)こいつ楠大雅。
ここ数ヵ月俺にまとわりついてうっとうしいけど…。
何でだろう。
最近は…心地いい。
絶対こいつには言ってやんねーけど。
テレビ夕日の屋上。
収録が終わり、俺は煙草をふかしながらぼんやりと空を眺めていた。
「あー…疲れた…」
『歌のおにいさん』に出演を始めてから何年だろう。
今まで色んな事があったな…。
煙草を消し、ウトウトしてると階段を上ってくる音が聞こえた。
面倒臭いからそのまま目を閉じていた。
大雅「健太くん!やっぱりここだ!」
………またあいつか。
大雅「探したよ健太くん!」
「勝手に入ってくんじゃねぇよ…部外者…」
ボソッと呟きながら俺は寝転がった。
大雅「パスあるんだからいいでしょ?ねぇ収録終わったんでしょ?デートしよう」
「やだよ。疲れてんだよ。眠い」
大雅「もー。いいじゃん。奢るからさ」
「無理すんなよ貧乏なくせに。そんな暇あったらもっと仕事しろ」
大雅「してるってば…この間もオーディション受けたし」
「じゃあそれ合格したらデートしてやるよ」
俺は起き上がり、伸びをした。
大雅「………ほんとに?」
「あぁ」
大雅「約束?」
「しつけーな。分かったって」
大雅「よし!頑張る!!」
並んで歩きながら大声でガッツポーズをした。
「全く…デートの為に頑張るのか自分の為に頑張るんだどっちだよ」
大雅「どっちもだよ」
「そうかい」
大雅の手が伸び、俺の手を握る。
「おい」
大雅「階段降りるまで。駄目?」
「はぁ…」
振りほどくのも面倒臭い。
手を繋いだまま俺達は屋上を後にした。
俺に一目惚れした(本人談)こいつ楠大雅。
ここ数ヵ月俺にまとわりついてうっとうしいけど…。
何でだろう。
最近は…心地いい。
絶対こいつには言ってやんねーけど。