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BED de 嵐

第1章 P・A・R・A・D・O・X(青緑黄紫×赤)

ー翔sideー


「う、ん…」


ボソボソと聞こえる話し声で少しずつ覚醒していった。


『あ、起きた?』


『ぽいね』


『いよいよかぁ…』


『やっとこの日が来たね♪』


『皆順番守れよ。バージンは俺が頂くんだからな』


聞き覚えのある声が聞こえる。
いつも聞いてる…よく知ってる声…。


「………」


雅紀「あ、おはよー翔ちゃん♪」


「ん…え…?」


完全に覚醒した俺の視界に入って来た物は…メンバー4人が笑顔で俺を見下ろしてる姿。


「な、何…?え…?」


起き上がろうとするけど身動きが取れない事に気付く。


「な、何これ」


目線を下げると…腕に巻かれた結束帯が目に入る。


和「それ?昨日私がホームセンターで買った結束帯ですよ」


「違う!そうじゃなくて!」


潤「そうじゃなくて…何?」


まるでこの状況を4人は楽しんでる様で。


俺が寝転がってるのもベッドの上だと…ようやく気付いた。


思い出せ…。何があった…。


必死に脳を奮い立たせ、記憶を掘り返す。


そうだ…今日…。

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