BED de 嵐
第1章 P・A・R・A・D・O・X(青緑黄紫×赤)
ー数時間前ー
『櫻井翔 堀北真希 4年愛』
その見出しの付いたスポーツ新聞を俺は楽屋で読んでいた。
「後輩に『俺の彼女だ』って紹介済み…ってある訳ないだろ」
面白可笑しくか書かれたその記事を俺は楽屋で独りで突っ込みを入れながら読んでいた。
この4年間巷では噂になってたらしい俺と恋人の熱愛。
ツーショットを撮られまいと警戒しながら付き合ってきた。
この記事も撮られた訳じゃ無いからうちのジャニーズ事務所も麻里奈の事務所のバーニングも特にコメントを出す事は無いと話はまとまった。
でも…昨夜麻里奈と電話で話してほとぼりが冷めるまで逢うのは控えようと話した。
「………はぁ」
芸能人て本当面倒臭い。
好きな女と堂々と肩を並べて歩く事もままならないなんて…。
するとテーブルに置いたスマホが音を立てて鳴る。
見ると、相葉くんからだった。
『初スキャンダルおめでたまきん』という文字がケーキやクラッカーの絵文字と共に送られてくる。
「ふふっ、初スキャンダルって…」
俺は直ぐに、『ありがたまきん』と返した。
すると示し会わせたかの様に、他のメンバー3人からも同じ様な内容のメールがほぼ同時に届いた。
………気使ってくれたのかな…。
メンバーの気遣いに少し気が紛れた俺は、4人の有り難みを感じながらそれぞれ丁寧に返信をした。
「お疲れ様です」
数時間後、仕事を終えた俺は伸びをしながら楽屋へと再び戻って来る。
紙コップのコーヒーを飲みながら、鞄からスマホを取り出し、メールのチェックをする。
すると松潤からメールが入って来た。
『お仕事お疲れ様。今4人でうちで飲んでんだけど翔さんも来ない?』
「………珍しいな…皆で集まるなんて」
メールを見ると送信されたのは1時間前。
明日は…収録は休みだ。
俺は荷物を肩に掛け、スマホを耳に当てながら楽屋を出てマネージャーの元へ向かった。
「あ、もしもし。お疲れ。うん、今終わった。まだ皆居るの?そっか良かった。今から行くよ」
『櫻井翔 堀北真希 4年愛』
その見出しの付いたスポーツ新聞を俺は楽屋で読んでいた。
「後輩に『俺の彼女だ』って紹介済み…ってある訳ないだろ」
面白可笑しくか書かれたその記事を俺は楽屋で独りで突っ込みを入れながら読んでいた。
この4年間巷では噂になってたらしい俺と恋人の熱愛。
ツーショットを撮られまいと警戒しながら付き合ってきた。
この記事も撮られた訳じゃ無いからうちのジャニーズ事務所も麻里奈の事務所のバーニングも特にコメントを出す事は無いと話はまとまった。
でも…昨夜麻里奈と電話で話してほとぼりが冷めるまで逢うのは控えようと話した。
「………はぁ」
芸能人て本当面倒臭い。
好きな女と堂々と肩を並べて歩く事もままならないなんて…。
するとテーブルに置いたスマホが音を立てて鳴る。
見ると、相葉くんからだった。
『初スキャンダルおめでたまきん』という文字がケーキやクラッカーの絵文字と共に送られてくる。
「ふふっ、初スキャンダルって…」
俺は直ぐに、『ありがたまきん』と返した。
すると示し会わせたかの様に、他のメンバー3人からも同じ様な内容のメールがほぼ同時に届いた。
………気使ってくれたのかな…。
メンバーの気遣いに少し気が紛れた俺は、4人の有り難みを感じながらそれぞれ丁寧に返信をした。
「お疲れ様です」
数時間後、仕事を終えた俺は伸びをしながら楽屋へと再び戻って来る。
紙コップのコーヒーを飲みながら、鞄からスマホを取り出し、メールのチェックをする。
すると松潤からメールが入って来た。
『お仕事お疲れ様。今4人でうちで飲んでんだけど翔さんも来ない?』
「………珍しいな…皆で集まるなんて」
メールを見ると送信されたのは1時間前。
明日は…収録は休みだ。
俺は荷物を肩に掛け、スマホを耳に当てながら楽屋を出てマネージャーの元へ向かった。
「あ、もしもし。お疲れ。うん、今終わった。まだ皆居るの?そっか良かった。今から行くよ」