BED de 嵐
第2章 Bitter Sweet(楠大雅×矢野健太)
ー健太sideー
「は?ラブシーン?」
大雅「うん…」
目の前の大雅は申し訳なさそうに沈んでいた。
大雅「出番の多いのだって初めてなのに…ラブシーンだなんて…」
「やりたくないのかよ」
大雅「そういう訳じゃ…」
「まったく…役決まったっつーからデートしてやってんのに…」
大雅「ごめん…」
「何で謝んだよ。つーかさ、好きな事やるのに好きな事ばっかり出来ないだろ」
大雅「え…」
顔を上げる大雅の顔に俺はデコピンをかましてやった。
大雅「いたっ…」
「本当に好きな事やる為だったら目の前にある事地道にやらなきゃ駄目だろ。俺なんて…どんだけやりたくない事やってきたと思ってんだよばーか」
大雅「健太くん…」
「ラブシーン?良いじゃねぇか。それこなしたら役者としてまた一皮剥けんじゃねぇの。お前にしか出来ねぇと思ったからお前が合格したんだろ。思いきりやってやれよ。楠大雅の名前を広めるチャンスだろ」
大雅「………」
すると弱々しかった大雅の瞳に強い何かが宿った気がした。
大雅「健太くん…ありがと!俺…頑張るよ」
「ん」
手を伸ばし、少し長めの大雅の髪をくしゃっとしてやると嬉しそうに微笑んだ。
大雅「ありがとね」
「お礼言われる事はしてねぇよ」
大雅「ふふっ♪」
「つーか何処まで俺を連れてくんだよ。いい加減腹減った」
大雅「もうすぐそこだよ」
そして俺達は大雅の予約したレストランに入って行った。
「は?ラブシーン?」
大雅「うん…」
目の前の大雅は申し訳なさそうに沈んでいた。
大雅「出番の多いのだって初めてなのに…ラブシーンだなんて…」
「やりたくないのかよ」
大雅「そういう訳じゃ…」
「まったく…役決まったっつーからデートしてやってんのに…」
大雅「ごめん…」
「何で謝んだよ。つーかさ、好きな事やるのに好きな事ばっかり出来ないだろ」
大雅「え…」
顔を上げる大雅の顔に俺はデコピンをかましてやった。
大雅「いたっ…」
「本当に好きな事やる為だったら目の前にある事地道にやらなきゃ駄目だろ。俺なんて…どんだけやりたくない事やってきたと思ってんだよばーか」
大雅「健太くん…」
「ラブシーン?良いじゃねぇか。それこなしたら役者としてまた一皮剥けんじゃねぇの。お前にしか出来ねぇと思ったからお前が合格したんだろ。思いきりやってやれよ。楠大雅の名前を広めるチャンスだろ」
大雅「………」
すると弱々しかった大雅の瞳に強い何かが宿った気がした。
大雅「健太くん…ありがと!俺…頑張るよ」
「ん」
手を伸ばし、少し長めの大雅の髪をくしゃっとしてやると嬉しそうに微笑んだ。
大雅「ありがとね」
「お礼言われる事はしてねぇよ」
大雅「ふふっ♪」
「つーか何処まで俺を連れてくんだよ。いい加減腹減った」
大雅「もうすぐそこだよ」
そして俺達は大雅の予約したレストランに入って行った。