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BED de 嵐

第2章 Bitter Sweet(楠大雅×矢野健太)

ー大雅sideー

「合格!?」


青木社長「あぁ。やっとだな大雅」


「やったぁ!」


社長に渡された合格通知を握り締め、俺は事務所で跳び跳ねた。


健太くんにデートの約束をしてから約1ヶ月。
やっと掴んだ役。
しかも昼ドラのレギュラーキャストなんて…。


青木社長「これ台本だ。撮影は来月から。頑張れよ」


「はい!」


俺は椅子に座り、台本を読み始めた。


あらすじは正に王道の昼ドラ。泥々の三角…いやこれは四角関係か。


「………え…」


俺の役ってこれ…え、マジ!?


青木社長「大雅どうした」


「いやあの…俺の役って…こいつで間違いないんですよね…」


青木社長「何だ急に怖じ気づいたか」


「いや…そういう訳じゃ…」


青木社長「役者に付き物だろ。ラブシーンこなしてなんぼだ」


「………はい…」


付き物かもしんねぇけど…これほぼ毎回ベッドシーンあんじゃねぇか。


マジかよ昼ドラ…。


真っ先に頭に浮かんだのは…健太くんの顔。
健太くん…どう思うだろ…。

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