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大野さんのバカ

第4章 4

Satoshi side

相葉ちゃんの笑顔に
翔くんの優しさに
ホッと息を吐き出して

後は和也とのことも話さなきゃと思ってた時

潤「で?ニノは腰とか大丈夫?」

悪戯めいた笑い方でニノに聞く松潤

和「ちょっ…,潤くん!」

顔を赤くして焦る和也に

智「…え?え?」

用意してた言葉も何もかもが頭から抜けていく

翔くんは口元を緩めていて
相葉ちゃんはポカンとしていて

潤「今朝一緒にいたってことは
上手くいったんでしょ?
よかったね,ニノ」

ニヤリ,と,それでも優しい声を掛ける松潤に

和「…ありがと」

呟くように和也がお礼を言うけど

智「…え,なに,バレてんの?」

イマイチ状況が掴めない

雅「ええっ!リーダーとニノ,そういう関係なの!?」

先に状況を掴んだらしい相葉ちゃんが騒いで

雅「うわーっ,びっくり!おめでとうっ!」

謝るために集まった筈がお祝いムードになっていく

でもこのまま流してしまうのは嫌で

智「なんか,バレてたみたいだけど,
…ニノと,付き合ってるんだ」

ちゃんと伝えたい,と口にした言葉はちょっと震えていた

でも,みんな温かい言葉をくれて
緊張が解れていく

智「あ,そういえば翔くんさ
今朝あんな早くからどこにいたの?」

特に意味もなく
なんとなく気になって聞いただけだったのに

翔くんと松潤の笑顔が固まった

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