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大野さんのバカ

第4章 4

*おまけ*

Kazunari side

雅「ねぇ,最近運動してんの?」

ツアーの打ち合わせの休憩中

ソファーの上でゲームをしてると
相葉さんが俺の脇腹を触りながら聞いてくる

和「まぁね,宮城もあったし…ツアーだし…バク転しなきゃだし」

潤「ホント,ニノが心配だよ俺は…」

「できるの?3回も…」とか言いながら
潤くんも反対の脇腹を触って

2人の手がふにふにと
お腹をつまみながら行き来する

和「ちょ,やめてよ…くすぐったいって」

身を捩ると後ろから
潤くんに羽交い絞めにされた

「どれどれ?」と俺のシャツをめくる相葉さん

和「ちょ,オイ!…バカ!離してって!」

暴れても鍛え上げられた二人のキン肉マンからは逃げられない

雅「そーいえば,リーダーも最近身体鍛えてるってね」

ニヤニヤしながらシャツを捲られて

後ろに潤くん,前に相葉さんで動けない

潤「ふーん,二人でどんな運動してるわけ?」

和「バカ!お前らんとこと一緒にすんなバカップル!」

そう言い放った瞬間
部屋のドアが開く

立っていたのは
固まってる翔くんと智…

雅「あー見られちゃった♪」

相場さんは嬉しそうに
さっさと俺の前から居なくなる

俺のシャツを捲り上げて
羽交い絞めにしている潤くんと
お腹丸出しの俺が二人に晒された

翔「…潤?」

氷点下の声で翔くんが呟く

潤「あ…ぃや…違,く…て…」

パッと手が離されソファから落ちそうになった

和「わっ…」

慌てて体制を立て直そうとするとフワッと何かに包まれる

智「ふふっ…セーフ」

俺の下に智が滑り込んで支えていた

目の前の智の顔が
ニコッと微笑むと
唇が重なり

そのまま智の上に躰が落とされる

和「んんっ…んーっ…ふぁっ」

重力の赴くまま躰も唇も
智に吸い込まれていく

雅「わっ…濃厚っ」

冷やかしも遠くに聞こえるくらい
智にすべてを包まれた

智「俺達もバカップルだろ?」

ようやく唇が離れて

微笑む智の顔が

何よりも愛おしかった


和「っ……大野さんのバカっ!!」


*Fin*

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