大野さんのバカ
第2章 2
Satoshi side
多分タイミングの問題
それはわかってるんだけど
通常のレギュラー番組やら雑誌撮影の他に
ニノはピンの仕事が立て込んでて
俺は個展準備が忙しくて
なかなかお互いに時間がとれない
離れなきゃ,距離をおかなきゃって
思ってたくせに
まともに話す時間もとれないことが
予想以上にキツくて
でももうすぐニノの誕生日
その日くらいなんとか時間をあけて
お祝いしてあげたい
だから時間の許す限り
アトリエと化した自宅に閉じこもって
作品と向き合ってるのに
“逢いに行っていい?”
リンからの連絡が絶えず来る
忙しい,と言っても
なかなかわかってくれなくて
ニノなら…と無意識に比べてしまう
そんな中時間をなんとか作った,6月17日
翌日の夕方までスケジュールを空白にした
ニノが撮影してる現場の楽屋に入って
戻ってくるのを待つ
何時に終わるのか,も
明日のニノのスケジュールさえもわからないけど
今日はご飯だけでも一緒に食べたくて
ニノのマネージャーに許可はとったし
何時まででも待つつもり
勝手にソファに腰掛けて
携帯を弄ってると
案外早く,楽屋のドアが開いた
多分タイミングの問題
それはわかってるんだけど
通常のレギュラー番組やら雑誌撮影の他に
ニノはピンの仕事が立て込んでて
俺は個展準備が忙しくて
なかなかお互いに時間がとれない
離れなきゃ,距離をおかなきゃって
思ってたくせに
まともに話す時間もとれないことが
予想以上にキツくて
でももうすぐニノの誕生日
その日くらいなんとか時間をあけて
お祝いしてあげたい
だから時間の許す限り
アトリエと化した自宅に閉じこもって
作品と向き合ってるのに
“逢いに行っていい?”
リンからの連絡が絶えず来る
忙しい,と言っても
なかなかわかってくれなくて
ニノなら…と無意識に比べてしまう
そんな中時間をなんとか作った,6月17日
翌日の夕方までスケジュールを空白にした
ニノが撮影してる現場の楽屋に入って
戻ってくるのを待つ
何時に終わるのか,も
明日のニノのスケジュールさえもわからないけど
今日はご飯だけでも一緒に食べたくて
ニノのマネージャーに許可はとったし
何時まででも待つつもり
勝手にソファに腰掛けて
携帯を弄ってると
案外早く,楽屋のドアが開いた