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大野さんのバカ

第2章 2

Satoshi side

呑んでる最中は他愛もない会話

今日くらい忙しい日常から開放されたいと
その想いは同じなのか
仕事の話題はどちらからも出なくて

相葉ちゃんが馬鹿だった,とか
松潤の熱い男エピソードとか

そんな会話の最中も
右腕につけたブレスレットに触れては
嬉しそうな表情をしていて

手作りのモノを
そこまで喜んでくれるのは素直に嬉しい

でも
酒がまわってきてるのかちょっと紅潮した顔に
その照れたような嬉しそうな表情は

…反則,だと思う

玄関で一旦収まっていた熱が
急速に躰の中で高まっていって

テーブルの上のビールに
伸ばされたニノの手を掴んで

引き寄せて唇を重ねる

突然のコトに驚いてるのか
開いたままの口に舌を滑り込ませて絡める

和「んぅっ…んっ…ん…っはぁっ…ぁ…」

すぐに首にニノの腕が絡まってきて

ニノからも舌が絡められるけど

僅かに残った理性が

まだ忙しい日々が続くのに
躰に負担のかかる床の上じゃ駄目だと訴えるから

その腕と舌を解いて

智「…ベッド,行こうか」

そう言って立ち上がる


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