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七瀬からの補足

第15章 "14章 一瞬の交差

P291

二宮さんはモモと相葉さんのコントの様な動きを呆れながらも楽しく見ていました。

そこへ、上二人の不安な声質の会話を耳にします。

単なる痴話げんか位に思って確認したら、人型理解者を見つけ、原因が理解者じゃないかと考えました。

原因は桃木さんのですけど、二宮さんは桃木さんを確認していませんでした。
側に立っていたのに、見えてなかったのかな?


≪≫の‘声’で理解者を呼びますが、反応がありません。


理解者が反応しなかったの原因は、猴宮様の力が弱くなっているからです。

猴宮は、二宮さんが小さい時に出会った大人の幽霊がドンドン若返る?体や心が幼児化していっています。

花とゆめで1994から連載していた、由貴香織里先生作品『天使禁猟区』に出てくる〈ロシエル〉のような感じです。
若くなるたび、感情が起伏します。

猴宮自体はその事に気づいていません。

二宮さんは薄々気づいています
しかし、『対等に話ができ出した』もしくは『人型理解者の本性が出てきた』位に思っています



二宮さんは、狼のモモの大きな尻尾に包まれるように、松本さんの側に運ばれました。

抵抗もしました。ジタバタって感じですが、モモの尻尾から抜け出ることはできませんでした。


モモにも≪≫で話しかけます。
普通に「」でも話はできますが、興奮状態の二宮さんは≪≫で叫びました。

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