制服の魔法
第16章 裏っ返し
朝起きて、私は一応顔を見せた方がいいと思って特別科に走った
−−−−ドサッ
……シーン
『…まだ寝てるのかな?』
今の時間は午前5時
早く来すぎたかも…
どうしよっかな。
港くんなら起こしても許してくれそうだなー
−−−−ガチャ
『…港くん?』
日光が窓から差し、無音の空間
ベッドに近寄ってみる
寝てる…
今日は辞めとこうかな。眠いと思うし
立ち去ろうとした瞬間
『…わぁっ!?』
「おはよ、夏目。僕の寝顔を見に来たの?」
起きてた!?
港くんに見下ろされる状態にいつの間にかなっていた
『違うよっ!…その、心配してるかなと。』
港くんの目がキュルンとして、見つめられる
可愛い・・・。