制服の魔法
第21章 助けるよ
「輝が退学になるのは、ルールを破ったからですよね?」
「そうだ」
蓮くんはニヤリと笑って…
「一番最初のこいつの罪、それは俺です。…違法な仕事をしました。こいつは庇ったんだ。」
「証拠は?」
「ん、これクスリ。調べれば解るぜ。輝は持ってない。」
白い粉を、袋に目一杯入れてある。
「すみませんでした。俺達の力でも、退学を白紙にするのは無理だと思った。でも、これは正当だから。」
頭を深く下げた。謝ってる蓮くん、見たことないや。
「君には1つ、罪が付くがいいのか?」
「元々、俺がしたことです。承知の上だ」
「そうか。
ハァ…分かった。白紙にする。この事は内密にな」
理事長は部屋をでた
あくびをしながら。