制服の魔法
第39章 涙
蓮くんが心配することでもないのに…
ユサに謝ろっかな…
『ケータイ…リビングか…』
−−−−コンコン
『は…い』
「具合、どうだ?」
蓮くん…なんでそんなに?
「でさぁ、ハルと楽しかった?」
え…なんでその事を
「手袋……どう見ても男物のだろ?用事とか言って、二人でバックレたのか?」
『違っ…』
「あいつとヤったんだろ?…心配した俺がバカだった…一生顔見せんな」
蓮くんは扉を蹴って去っていった。
呆れられた…
今どんな顔か、私にはわかる
でも、しょうがなかった…
『だって…わたし……ふぇん』
目からは涙が出ていた
何故だろうか、私の心は罪悪感で満ち溢れていた
『蓮くん……』