制服の魔法
第42章 赤色
『テレビ観よ…なにやってるかなぁ』
適当にボタンを押すと…
『…あっ!蓮くんだー!これって取材?凄い!…学園のかぁ。テレビで観てもかっこいいな〜//』
「うるせぇ…」
『いいじゃん!………ん?……?蓮くん!?いつから…』
「さっきからだ」
『へ、へぇ』
き、気まずい!
何を話せば…しゃべるの久しぶりだし…
「なぁ、合コンのこと。何でお前は怒ってたんだ?」
『えっと…』
一番触れたくない話なのに。
「理由なしか?」
違う…理由はちゃんとあって……
でも、言えない。
変な誤解をされちゃう。
「お前と、喧嘩したくねぇんだよ。でもお前がどう思ってんのか分かんなくて。仲直り出来ねぇし…///」
蓮くんが子供みたいだ。
素直で。