制服の魔法
第45章 割れ物
「クチュ…ん…夏目泣いてるの?」
何故だか分からないけど、泣いていた
港くんの優しさに
あんなに私、酷いこと言ったのに…
「ごめんね。泣かすつもりじゃなかったから…」
港くんは私から離れていってベッドに座った
「帰っていいよ。夏目のこと、そんなに怒ってないし。嫌だったでしょ…」
また泣きそうな顔だ
前と同じように手がキュウッて痛くなる
『港くん…///』
「……なに?」
『……つっ、続きして下さい。港くんのこと、嫌いなんかじゃないし、好きだから。続きしてッ//』
「……っ///なにそれ、ずるいよ夏目。襲いたくて仕方なかったのに、我慢してたのに…もう、爆発した」