制服の魔法
第47章 初めての家
=Side水森 輝=
夜中の3時を廻っただろうか。
蓮は相変わらず、夏目を組敷きいている
夏目は早くに寝ちゃったし……何も出来ないのがつまらない。おまけに、蓮たちのとってる面積が大きくて狭い
夏目は、むにゃむにゃと声を出す。何も見えないけど、俺には寝顔が解るよ………だって何度も俺の横で寝ていたもんね。
俺はそっと、蓮から離れた夏目の手を握った。夏目は寝ていても、握り返してくる。
人の気も知らないで…
そんなとき、声が耳に入ってくる
「あいしてる」
―――ドクンっ!
聞きたくないことばで激しく心の臓がひとなりした
―――「れん………」