制服の魔法
第47章 初めての家
知ってたよ……だけど……ね。
悔しい……
蓮や他の人みたいに、面と向かって言えない自分が嫌いだ
俺は昔から、親には歯向かえなくて、言いなりになってきてた。だから、駄目だったんだ。ハブにされてた
パシリにされて、飽きたら捨てて……
――――独りだった
でも夏目は…
「夏目は…俺だけを見て……」
夏目の手を離し、ソファーベッドに寝転がった
「今日は蓮に譲る……けど、明日は俺のもんだ。」
最初から…好きだったんだよ。
出会った日から、一目惚れしてたんだ。
手にいれたくて、たまらない。
=End水森 輝=