制服の魔法
第11章 寂しさのふち
−−−ガラッ
扉が開いた
『織人くん…!』
服を着たまま。
何で来たの?
「お前、洗うのなんか無理だろ。」
『……』
「理由はどうでも良いけど、もっと安静にしろ。動きすぎ。」
近づく織人くん
私を抱えあげ、浴槽に入る
『りひっ!と…さん』
服のままだから濡れちゃうのに…
私を優しく隅に座らせてくれた
「何かあったら言ってもいいんだ。蓮でも港でも」
心配はかけられないからな……
言ってもきっと…
『ぐっ…ハァ…ハァ』
「大丈夫かよ」
思いの外、バットが力強かった
『はい…てゆうか…その…お風呂中』
「あぁ…ごめん」
胸もどこも見えてる
恥ずかしいよ…//