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甘く、苦く

第65章 お山【I LOVE YOU】






シャワーだけ浴びて、
ふたりでベッドの上で
寄り添ってた。

くたっと肩に翔くんが
寄り掛かってきて、

「一ヶ月はしない…」

って唇を尖らせて言った。


「えっ!?」


そうしたら、
顔を赤くさせて。


「いっ一週間は…しないから!」


俺から目線を逸らして、
恥ずかしそうに呟く。


「いやでも!
気持ちよかったし…
翔くんも、でしょ…?」

「っ…!!

みっ、三日!!
三日は絶対にしない!!」


そう言い切って、
布団を被ってしまった。

その布団を無理矢理剥いで、
色っぽい唇に吸い寄せられるように
ちゅっと音を立ててキスをした。

キスしたあと、
その唇を親指で撫でた。


「っ、くすぐったいよ…」

「…ふふ、」

「なにがおかしいの!?」


さっきまでこの唇から
あーんな甘い声が出てたと思うと
どうも下半身に熱が集まってしまう。


「…しょーくん?」

「ん?」

「もっ回、シよ?」

「へっ!?…あ、ちょぉっ!
三日は、シないって約束っ…」

「だって今なら、柔らかいし?
ほら、指入るよ?」

「挿れるなぁっ…」


俺の背中に爪たてて、
必死に抵抗してる。


「…だって、
これ逃したらあと三日は
できないってことでしょ?」

「っ…!?
智くんのエッチ!」

「いーじゃんいーじゃん。
俺への誕生日プレゼントって
ことにしといてよ。」



ー終わりー

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