甘く、苦く
第65章 お山【I LOVE YOU】
「っ、さとっ…」
「一緒じゃなきゃ、
ダメだよ…
俺たち、恋人なんだから。」
なんだかこっちが泣きそうになる。
痛いのは翔くんなのに…
よくわからない感情。
これは一体なんなんだ?
「っ、ぁ、」
「翔くん、気持ちよくなろ?」
すっかり萎れた翔くん自身を
優しく握りこんで、
上下にスライドさせた。
それから、腰の動きもつけた。
そうしたら、
だんだん翔くんの肌が
ピンク色に染まってきて。
興奮してるのかな、とこ
気持ちいいのかな、なんて
考えてしまう。
「…翔くん、気持ちいい?」
「ぅんっ…」
素直に答えてくれるのが
嬉しくって。
いつもより素直な翔くんを見れたのが
俺だけってことが嬉しくって。
もう、本当に幸せ。
翔くんのことを考えるだけで
幸せだったけど、今はもっと──…
「あっ、もう、だめえ…っ」
ぴくんっと翔くん自身が
動き始めた。
「俺もっ…やばい、」
「あっ、ああっ、」
翔くんを力いっぱい抱き締めて、
大好きだよ
愛してるよ
って、囁いた。
そうしたら、
翔くんもうん、うんって
頷いてくれるから。
「ぁっ、も、だめっ…!」
「っく、」
きゅっと締まったナカにもっていかれて、
俺は翔くんのお腹の上に白濁を散らせた。