甘く、苦く
第66章 櫻葉 【帰り道】
相葉side
「あ、櫻井さん今上がり?
俺もなんだあ〜
途中まで一緒に帰んない?」
「そっか、一緒だったっけ。
じゃあ帰ろっか?」
…途中まで、しか一緒に帰れない。
しか?
んーん。
途中まで、だけど一緒に帰れる…かな。
「ねぇ、相葉くんってさぁ
なんでこのバイトしようと思ったの?
相葉くんならもっといい仕事
あったでしょ?
カッコいいし?」
「ふぁっ!?
かか、カッコいい!?
そっそんな、」
「ふふ、カッコいいよ。」
これは計算なのか。
はたまた、
天然なだけなのか。
バイトする前から、
ここのコンビニに俺はいつも来る。
学校帰りに、友達とよく来ていた。
そこで、櫻井さんと出会ったんだ。
あれは確か、真夏日だった。
あのコンビニで櫻井さんは
アイスを入れてたんだ。
俺はいつも通り、
ソーダ味の国民的アイスを手に取った。
そうしたら……
「あっそれ、まだ入れたてなので…
こっちの方がいいですよ」
って、慌てた様子で
アイスを俺に渡したんだ。
その時の慌てた様子と、
汗でくっついた額の髪が
すっげえ可愛かったんだ。
…可愛い?って
男に使う言葉じゃないかもしれない。
でも、可愛いと思った。
「あ、櫻井さん今上がり?
俺もなんだあ〜
途中まで一緒に帰んない?」
「そっか、一緒だったっけ。
じゃあ帰ろっか?」
…途中まで、しか一緒に帰れない。
しか?
んーん。
途中まで、だけど一緒に帰れる…かな。
「ねぇ、相葉くんってさぁ
なんでこのバイトしようと思ったの?
相葉くんならもっといい仕事
あったでしょ?
カッコいいし?」
「ふぁっ!?
かか、カッコいい!?
そっそんな、」
「ふふ、カッコいいよ。」
これは計算なのか。
はたまた、
天然なだけなのか。
バイトする前から、
ここのコンビニに俺はいつも来る。
学校帰りに、友達とよく来ていた。
そこで、櫻井さんと出会ったんだ。
あれは確か、真夏日だった。
あのコンビニで櫻井さんは
アイスを入れてたんだ。
俺はいつも通り、
ソーダ味の国民的アイスを手に取った。
そうしたら……
「あっそれ、まだ入れたてなので…
こっちの方がいいですよ」
って、慌てた様子で
アイスを俺に渡したんだ。
その時の慌てた様子と、
汗でくっついた額の髪が
すっげえ可愛かったんだ。
…可愛い?って
男に使う言葉じゃないかもしれない。
でも、可愛いと思った。