
甘く、苦く
第76章 末ズ【Please Kiss Me.】
松本side
さっきまでニノと寝ていた
この布団。
そんなことを考えてしまうほど、
俺はニノに溺れている。
なんで、ニノは相葉くんだったんだろう。
俺でも良かったのに。
俺だったら、幸せにできるのに。
…なんて。
どれだけもがいても、
もうニノの心は相葉くんに在るのに。
知ってる。
知ってるけど、
受け入れられない。
俺の方が、大切にできるのに。
俺の方が、ニノのこと考えてるのに。
自分の不甲斐なさに、
呆れてしまう。
さっきよりも大きな溜め息をひとつ。
…あ、もうチンタラしてられない。
パパッと用意を済ませて、
ソファーに座ってるニノに呼びかけて。
「お待たせ。
さっ、行こっか。」
「うん。」
ふわり、と微笑む目の前の天使に
今日1日頑張れるパワーを
貰えた気がした。
…あぁ、どうしよう。
隣に座るニノとの距離に、
どうも緊張してしまう。
ただ、送り届けるだけなのに。
どうしてこうも緊張してるのだろう。
こんなの、
慣れてるはずなのに。
…俺、どんだけニノのことが
好きなんだろうか。
さっきまでニノと寝ていた
この布団。
そんなことを考えてしまうほど、
俺はニノに溺れている。
なんで、ニノは相葉くんだったんだろう。
俺でも良かったのに。
俺だったら、幸せにできるのに。
…なんて。
どれだけもがいても、
もうニノの心は相葉くんに在るのに。
知ってる。
知ってるけど、
受け入れられない。
俺の方が、大切にできるのに。
俺の方が、ニノのこと考えてるのに。
自分の不甲斐なさに、
呆れてしまう。
さっきよりも大きな溜め息をひとつ。
…あ、もうチンタラしてられない。
パパッと用意を済ませて、
ソファーに座ってるニノに呼びかけて。
「お待たせ。
さっ、行こっか。」
「うん。」
ふわり、と微笑む目の前の天使に
今日1日頑張れるパワーを
貰えた気がした。
…あぁ、どうしよう。
隣に座るニノとの距離に、
どうも緊張してしまう。
ただ、送り届けるだけなのに。
どうしてこうも緊張してるのだろう。
こんなの、
慣れてるはずなのに。
…俺、どんだけニノのことが
好きなんだろうか。
