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甘く、苦く

第17章 じいまご にのあい【キミとなら】

大野side

「潤っ!ブランケットもってきた!」
「寝る気じゃねーだろうな……」

ぎくっ!!

「い、いやいや、寒くなったら嫌だなぁ……と…」
「ふぅん。」

ば、バレてるよね。


でもさ、ブランケット、使えるじゃん?

体を隠せるから!
だから!だからもってきたんだよ!

あ、これは、嘘だけどね。


「始まったよ。」
「うぅん…」



やばい。眠くなってきちゃった…


でも、眠いって思ってたのもすぐに吹き飛んだ。



これ…おもしろい…


ぐいっと前のめりになってたら、潤に
「後ろのお客さんの邪魔だから」
って言われた。

そしたら、潤がぐいっと俺を引き寄せた。

あったかい…

しあわせ…

ポップコーン美味しい…笑


映画も観て、潤にポップコーンあーんしてもらって嬉しい。



「終わったね。
おもしろかった?」
「うん。」


潤は駐車場まで腰に手を回して連れていってくれた。

ふふ、できる男だねぇ…


「あれ…?相葉くんとニノだ。」
「ほんとだ…」

あそこって、相葉くん家じゃん。


まさか…二人…

「ふふ、いいもん見ちゃったねぇ。」
「だね。明日、聞いちゃおっか。」

ふふ、二人とも、どんな反応するんだろう…



ー終わりー

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