甘く、苦く
第79章 櫻葉【glow.】
相葉side
もっと簡単に、そう、素直に…。
鈍感な彼でもわかるくらい、簡単に。
伝えれば、良かったのかな。
『好き』なんだって。
ここのところ、後悔ばかりしてる気がする。
所構わずじゃれ合って、
ふざけ合ったことや、
気兼ねなく触れて話して笑って。
そんな関係の先を、望んでいたわけじゃない。
でもやっぱり、俺は、
…相葉雅紀は、辛い…です。
この感情が、毀れる前に、もう一度。
「翔ちゃんっ、」
「ん?どしたぁー」
「やっぱり俺、夜景見に行きたい!」
「ふは、さっきまで
やだって言ってたじゃん。」
「でも見に行きたい!」
「…もう。仕方ないなぁ。
雅紀、いつから我儘になったの?」
「今から!」
「ふは、雅紀らし。
いいよ、行こっか?」
さっきまで喧嘩しててブルーになってても、
やっぱり俺は翔ちゃんのことが
ホントーに大好きなんだな。
すぐに俺の気を引く行動ばっかりして、
ほんとズルい。
もっと簡単に、そう、素直に…。
鈍感な彼でもわかるくらい、簡単に。
伝えれば、良かったのかな。
『好き』なんだって。
ここのところ、後悔ばかりしてる気がする。
所構わずじゃれ合って、
ふざけ合ったことや、
気兼ねなく触れて話して笑って。
そんな関係の先を、望んでいたわけじゃない。
でもやっぱり、俺は、
…相葉雅紀は、辛い…です。
この感情が、毀れる前に、もう一度。
「翔ちゃんっ、」
「ん?どしたぁー」
「やっぱり俺、夜景見に行きたい!」
「ふは、さっきまで
やだって言ってたじゃん。」
「でも見に行きたい!」
「…もう。仕方ないなぁ。
雅紀、いつから我儘になったの?」
「今から!」
「ふは、雅紀らし。
いいよ、行こっか?」
さっきまで喧嘩しててブルーになってても、
やっぱり俺は翔ちゃんのことが
ホントーに大好きなんだな。
すぐに俺の気を引く行動ばっかりして、
ほんとズルい。