甘く、苦く
第19章 HAPPY BIRTHDAY SATOSHI ♪
「やだっ、あっ、智っ…!」
あぁ、どうしよう。
こんな嬉しい誕生日プレゼント、
今までなかったよ…?
「あっ、あっ、あっ…
イっちゃう…さとっ、イっちゃ…」
「イって?
翔ちゃんのイくところ、見たいな。」
俺がにこって笑うと、翔ちゃんが、
顔を赤くして、変態…って呟いた。
いやあ、変態でも何でもいいですよ。
翔ちゃんといれるなら…ね…?
「あ、もぉ、でる…」
「だして、翔ちゃん。」
手を、動かす速度を速めたら、
翔ちゃんのモノから、白濁が飛び出した。
「あっ、ふぁっ…」
「ふふ、翔ちゃん、かわいい。」
俺がぎゅって抱き締めたら、
翔ちゃんが、涙声で
「俺、幸せ…」って言った。
「俺も、幸せ…
翔ちゃん、俺と出会ってくれて、ありがとう。」
「うん…うん…
ありがとぉ…ほんとに、生まれてくれて、ありがとう…」
翔ちゃんは泣きながら、
「ありがとう…」って、何度も呟いていた。
俺も翔ちゃんと出会えて、翔ちゃんが生まれてくれて、
本当に、幸せだよ?
だから、笑って…?
泣かないで…?
「翔ちゃん、続き、シよ?」
翔ちゃんは真っ直ぐ、俺を見て
こくっと頷いた。
「ねえ、翔ちゃん…」
「なーに?」
翔ちゃんが、かわいらしく首を傾げる。
「笑って…?」
「ふふ、なにそれ…?…いいよ。」
翔ちゃんは仕事スマイルじゃなくて、
素の翔ちゃんの笑顔を見せてくれた。