テキストサイズ

甘く、苦く

第19章 HAPPY BIRTHDAY SATOSHI ♪

松本side

今日はリーダーの誕生日。

まぁ、翔ちゃんと二人っきりにしてあげればいいしね。

ニノと相葉くんも二人っきり。


で、はみ出るのは俺。

仕方ない。

みんなには、幸せになってほしいから。


俺にだって、いるから…

それは、メンバーに秘密だけどね。



「ただいまぁ…」

薄暗い廊下を歩く。

まさか、まだ帰ってないのか…?

いくら撮影だからって、それはないよな。



「ん…じゅん…?」
「あ、寝てたんだ。
起こしちゃったね。ごめん。」
「じゅんじゅんー」


寝ぼけているのか、抱き付いてくる。



「もー、ほら、寝室行こ?」
「やだ…潤を待ってたんだもん…」

もんって、かわいいな…


「はやく。
明日もはやいんだろ?」
「明日、オフだもん…」
「嘘つかない。」


ぷくっと頬を膨らませる俺の恋人。

だから、かわいいっつの…


「ね、寝よ?一緒に寝てあげるから。」
「ん…それなら、いい…」


俺からくっついて離れない。


かわいいから、いつも甘やかしてしまう。


こーゆーところ、だめだよな…


「寝た…な。」


よし、風呂に入ってこよう。

起きない…よな…?



俺は足早に寝室を出た。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ