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甘く、苦く

第26章 末ズ【俺のことだけ見て】session 2

二宮side


唇に、潤くんの唇が触れた。

びっくりして、固まってしまった。


「和?いこっか?」
「は、ひゃい!」


噛んじゃった…
恥ずかしい……


俺がちっちゃくなってたら、
潤くんが抱き上げて、俺にまた、キスした。

するっと舌がはいってきて、
濃厚なキスになる。


「あ…んぅ…潤く…」


唇の端から、唾液が流れ落ちた。

潤くんに抱かれたまま、
濃厚なキスは続いた。




「くる、し…」
「あ、ごめん」


潤くんが体を引き離した。



嬉しかった。
潤くんから、キスをしてくれたことが、
とっても、嬉しかった。


「潤くん、ありがと。」
「え?あ、うん。」


潤くんにくっつきながら、
温泉までゆっくり歩いた。

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