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甘く、苦く

第27章 相葉ちゃん happybirthday♪

相葉side


…あれ……?


気付いたら、俺はベットで一人。

潤は……?



「潤?」


反応なし。

お風呂にでも入ってるの?


「じゅーーん!」


これも反応なし。


…なんで?



なんで、起きたら隣に潤がいないの?

いつもは、必ずいるのにさ。

ちょっと、辛い…かも…


時計を見たら、まだ俺の誕生日。

…でも、あと一時間しかない。

誕生日くらい、潤と過ごしたかった。


…ばか……ばか潤……



俺がベットで大きなため息をついてたら、
マンションの扉が開く音がした。



…ど、泥棒…?


俺が寝室からそろーっと出ると、
玄関には綺麗にラッピング
されてある袋を抱えた潤がいた。



「あ、見つかっちゃった。」
「じ、潤?どうしたの?」


全然、理解できないです。



……もしかして…誕生日プレゼント?



「雅紀、誕生日おめでとう。
ほんとは寝てるうちに枕元に起きたかったんだけど。」
「ふっ、それって、サンタじゃん!」


俺が笑うと、潤が袋から緑色のマフラーを
取り出して、俺の首に巻いてくれた。

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