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甘く、苦く

第30章 翔潤【君の全てが好き】

松本side


「ん……っ」
「声押し殺してないでさ、
聞かせてよ?潤の声、聞きたいな?」


翔さんが耳元で囁いた。


何回目の行為か分かんないけど、
まだ、翔さんとするの、慣れてないんだよ?


声、出すの恥ずかしいもん。


「声、聞かせて?
ねぇ、潤…いい子でしょ?」


翔さんが俺のモノを
上下に緩くスライドさせる。


「はっ…あぁ…っ」
「もっと。聞かせて?
潤……聞きたい…
本当の潤、全部、見せて?」


本当の俺?


本当の俺は翔さんが欲しくて欲しくて
たまらない、欲にまみれた醜いやつなんだよ?


そんな俺をみたいの?


翔さんの手が伸びてきた。


「指、舐めて?」
「んっ、んんぅ…」
「上手…潤、いい子だね」



翔さんが艶やかに笑う。


…綺麗…


「潤、指挿れるから」
「んぁっ…しょ、さっ…」


翔さんのピストン運動が続く。


寝室にちゅぐちゅと卑猥な音が響き渡る。


恥ずかしい、けど…気持ちいい…

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