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甘く、苦く

第31章 翔潤【like or love ?】

松本side


「ごほっ… 」
「潤、大丈夫?」


全然大丈夫じゃないです…

風邪を、引きました…


「うー、つら…」
「…潤、お粥作ってくる。」


翔がたって、キッチンに向かう。


へ…?


待って。翔がお粥…?



「絶対だめだからぁぁぁ!」
「え!?なんでだよ!」
「翔が作るお粥食べたら、
お腹壊すもん…ごほっ…」
「酷くね?」


だって、この前翔が作ったハンバーグ、
丸焦げだったし、オムライスなんて、緑色してたんだよ?

化学反応が起こったとしても有り得ない。


「じゃあ、俺はなにすればいいんだよ…」
「……移しちゃ悪いから、
仕事いけば?あるんでしょ?」
「う゛……そ、だけどさ…」


いかないと、ニノにぶっ叩かれるじゃん。
ニノの平手打ち、あんな小さい体だけど、
めっちゃ痛い。


翔はミネラルウォーターを
俺の枕元に置いて、「いってくるね」
って優しくキスをした。


「ばか、熱上がるっつうの…」
「えー?いつもいってきますの挨拶じゃん。
じゃあね、潤。いつでも電話していいから。」
「はーい…」


翔が玄関の鍵を閉めたのがわかった。


……死ぬ…


さて、今日一日どう過ごそうか…

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